ドッグトレーナー
はこんなヒト

はじめまして!屋内型ドッグランCoCoを運営しています、ドッグトレーナーの森純子と申します。

犬との縁

14歳の時に友人宅の飼い犬に襲われ全身12ヶ所に怪我をおう
2017年犬を迎え入れる
2017年犬の勉強を始める
2017年2頭目の犬を迎え入れる
2019年日本ドッグトレーナー協会A級ライセンスを取得
2021年屋内型ドッグランCoCoを開業
2021年3頭目の犬を迎え入れる
2023年小谷流の里ドギーズアイランドにて「ドッグランが好きになる体験教室」を月2回開催中
2023年4頭目の犬を迎え入れる

犬の勉強を始めたきっかけ

中学2年生の冬の寒い日、クリスマスパーティーの出し物を考える為に友人宅に6、7人の友達が集まりました。引分けタイプの扉を開けるとコンクリートの床が2メートルぐらいあり、小上がりにお部屋があるようなお家で、コンクリートの部分に中型の黒いワンちゃんが繋がれていました。私達がああでもないこうでもないと話している間、ずっと真っ赤な目をして吠えていました。私は怖いなと思っていたのですが、気にしないふりをしていました。
出し物も決まり、外で遊ぼうとなり、円になって遊んでいました。そこへ、友人のお兄さんがワンちゃんを連れて外に出てきました。お散歩に行くのかなと思った瞬間、お兄さんが何かの拍子にリードを離してしまい、ワンちゃんが真正面にいた私に向かって一直線に走ってきました。あまりにもすごい勢いだったので思わず逃げてしまったのです。逃げられるはずもなく、襲いかかられてしまいました。何がなんだかわからないうちに右腕に噛みつかれ、背中や足に全部で12箇所のケガをしました。
ワンちゃんはその後、保健所に連れて行かれてしまったと聞きました。友人のお母さんは毎晩泣きながら謝りに来てくれました。友人家族にとっては一緒に過ごしていたワンちゃんを突然失って辛いだろうにと、こちらも申し訳なく思いました。血だらけの私を見た私の姉妹は小さなワンちゃんでさえ怖がるようになりました。不幸しかなかった出来事に、どうしてああなったのか、何が誰が悪かったのか、ずっとモヤモヤ心の奥にあったものが、犬を飼い、「しつけの大切さ」を感じた時に「これだ!」と思ったのが、犬の勉強を始めたきっかけです。
当時はまだ飼い犬にしつけをするという意識が低く、犬はペット、ご飯は人間の残り物、外飼いは当たり前の時代でした。
飼い主さまとワンちゃんが信頼関係を結ぶこと、飼い主さまがワンちゃんに関する知識を学ぶこと、ワンちゃんが飼い主さまの言うことを聞けるように、普段からコミュニケーションをとり人間社会のルールやマナーを守れるようになること。
これらは難しいことではありません。ワンちゃんは飼い主さまと何かをすることが大好きです。人と一緒にいてこそワンちゃんの良さが出ると言われているのも、ワンちゃんは飼い主さまの指示を聞いたり、何かを一緒にやり、褒められて飼い主さまの笑顔を見るのが嬉しいのです。

ドッグトレーナーになる

犬の勉強を始めるにあたり、どうしたら良いのかいろいろ調べ始めて、ドッグトレーナーの資格は公的なものは無く、通信でも取得出来ることに驚きました。命を扱うのに実技がいらないなんて、と。実際にワンちゃんで経験したかったので、渋谷の松濤にある「いぬのようちえん」に連絡をしてみました。ライセンスの種類によって座学、インストラクターの方のワンちゃん(モデル犬)で練習をさせてもらえる、実習で他の方のワンちゃんも扱えるようになる、飼い主さまへの伝え方などが学べるとのことで、仕事をしながら1年半通い資格を取得する事が出来ました。インストラクターの先生とモデル犬のワンちゃんの関係が本当に素晴らしく、こんなにも人とワンちゃんがコミュニケーションを取れるものなんだと驚きと益々興味が湧き、毎回行くのがとても楽しみでした。たくさんのワンちゃんと関わらせていただき、十人十色というように十犬十色、それぞれ個性があって、犬種、性別、年齢、性格、生活環境などその子にあった接し方、伝え方を勉強させていただき自信にもなりました。とても感謝しています。

最後に

私は10歳でバスケットボールを初め、中学、高校、短大と全国大会に出場し、高校の時は東京都の国体選手にも選出されました。実業団までプレーし主将も務めましたが、目標を立てて達成に向かっていく過程が簡単ではありませんがとても楽しいと思えます。今は飲食店もやっていますので、お客様と話すのも好きです。飼い主さまと気軽に楽しく、時にはシリアスに、たくさんお話し出来たらと思います。

友人のワンちゃんの名前はなんだったのかなとふと思うときがあります。赤い目の黒いワンちゃん、とても怖い顔をしていました、今でもはっきりと覚えています。でも、今思えばなぜ怖い顔をしていたのかわかります。
飼い主さまとワンちゃんが笑顔になれるように、少しでもお手伝いが出来たら嬉しいです。

今でも腕には犬歯の痕、太ももに10cm程の引っ掻き傷が残っています。

  • 現在は法律改正により、動物取扱業の資格取得には半年以上の実務経験が必要となります。